遠野

1998年の夏に、遠野に一泊だけ滞在した、その夜の風景。
展望台までの道のりは、すぐ手前も見えぬほどの濃い霧だった。
濃霧を見下ろしつつ、暫く徒労を惜しんでいると、風が吹き始めたのか、
夜霧の底から遠野盆地がゆっくりと浮かび上がった。







やがて再び霧が下界を覆い始めると、町は嘘のようにその姿を隠していった。
















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