『新編武蔵風土記稿巻之百七十八 高麗郡之三』には岩淵村について 以下のような記述があります("渕"でなく"淵"となっている)。

岩淵村
村の西成木川の南岸盤岩の中腹に堂あり、これを土人岩井堂と云、 巖堂のよこなまりなるべし、盤岩高さ五六丈、其下に深淵あり、 村名の起り是によるものならん

岩井堂
成木川の南岸にて巖上に建り、堂二間四方、觀音を安ず、村持なり、 岩の高さ五六丈、岩下に淵あり、平水深さ一丈二三尺ばかり、その圖右の如し

風土記稿には「岩井堂之圖」として図入りで紹介されている(上に掲載した図)。 この図を見ると中腹に堂があり、そこからさらに登っていった岩山の頂上に仏の座しているような絵が描かれている。
なので頂上の様子も見てみることにします。

本堂への参道よりもさらに足元が危ないので注意が必要です。

続く