飯能百景 27

猪狩の大樅

この大縦は、坂石の神明神社にあります。樹高31b、目通り5・25b、根回り7・6b、枝張り東へ3・7b、西へ7b、南へ7・6b、北へ6・6bの大木です。

この字名の猪狩は、日本武尊がこの地をお通りの折猪が出没して尊等の行手をさえぎったので、一日、猪狩をされたという伝説に基づく地名です。尊がえものの狢を集めて地中に埋め、そこに1本のもみを植えたと伝えられています。現在のもみは推定樹齢500年ですので、その後植え継がれてきたものでしょう。

このもみは.樹幹は空洞になっていると思われます。また、梢の先端約3bは昭和4年ごろ枯死し、落下したといわれています。国道299号線沿いであることから一部根元まで舗装されています。また、自動車交通の増加による排気ガス等の被害も心配されます。樹幹には、ツルマサキとフユヅタが、根元から頂端までよじ登り、さらにたれ下がる程繁茂しています。このツルは、直径25abに達するもので、この老木に多少の負担になるおそれがあります。

戻る