飯能百景 8

飯の能大欅

ケヤキはニレ科の落葉喬木。関東地方では防風林として人家の周囲によく植えられているし、埼玉の県木でもあって、決して珍しい木ではありません。

しかし、川寺の神明神社境内にたつこの大ケヤキは、樹高28b、目通り6.5b、推定7

百〜8百年を健やかに生きて、いまなお樹勢きわめて旺盛な、まれにみる巨木であり、昭和26年、県指定の天然記念物となっています。

まだ、排気ガスの影響もなさそうで、日照などの生育環境も良好なので、さらにいつ

までも元気に生きつづけてほしいものです。

樹下の説明板には、次のように書かれています。

私の名を飯能の大欅という。平安末期の生まれ年齢八百歳を数える。それ故、私の少年期が室町そして江戸三百年が壮年期であったといえる。来し方を顧みると、世は治乱興亡の跡いちじるしく或る時は良民が塗炭の苦に落ち、或る時は太平を楽しんで来た。

明治の文明開化が訪れた時は、私はもう老年になっていたが、この長い間神に守られ、周囲の人々に愛されて、怪我一つせず今日を迎えた。─以下割愛─

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